10月9日にディズニープラスでスターウォーズエピソード9スカイウォーカーの夜明けが
公開されたので吹き替えで改めて観た。
この映画は何度も観ているが、観るたびに気づく事が多い。
吹き替えで見ると、微妙な言い回しの違いだったり字幕では表現しきれない言葉などもあるので、
字幕→吹替→字幕のような見方を好む。
ここからややネタバレの内容になるが、
エピソード9の開始時点において、ジェダイは存在していない。
レイアはジェダイになる最終試験の際に、ライトセーバーを放棄し、
ジェダイになることを諦めたとあるため、レイアもジェダイの訓練は受けたが
ジェダイナイトではない。もちろんレイも映画の冒頭時点でジェダイになっていない。
では、どの時点でレイはジェダイになったのだろうか?
もちろん、最後のシディアスとの戦いにおいて、
パルパティーン「おまえなど何者でもないわ。ゴミ漁りの女が、余の力と対抗できるわけがない!余はシスのすべてだ!」
レイ「私は・・・ジェダイのすべて」
Emperor Palpatine: You are nothing! A scavenger girl is no match for the power in me! I am all the Sith!
Rey: And I... am all the Jedi.
と語っていることから、最後の時点では明らかにジェダイとなっている。
ジェダイとパダワンを明確に分けるものはないが、ジェダイにできる事がある。
それは、ベンと戦い終わった後、レイが全てに絶望をして惑星オク=トーへいき、
TIEサイレンサーを燃やしていた。
この時、レイが泣きながらライトセーバーを炎の中に投げた時、
そこからルーク・スカイウォーカーが姿を現し、レイの投げたライトセーバーを持って、
「お前は、何をしている?」
とレイに語りかける。
僕はこの時にレイはジェダイになったのだと考察する。
映画の冒頭にレイは過去のジェダイたちと交信する術をレイアから学ぼうとしており、
訓練をしていたがその時点では叶わなかった。
スターウォーズの定義としては、ジェダイは自らのライトセーバーを自身で作り上げた時が
ジェダイ騎士になった時なので、正確には映画の最後でレイが自分のライトセーバーを起動した時が
ジェダイになった時だと思うが。
このスターウォーズエピソード9が本当の意味でフォースにバランスをもたらす意味というのは、
シスの全てであるパルパティーンの血を受け継いだ、レイ・パルパティーンが、
ジェダイの全てを受け継ぎ、レイ・スカイウォーカーとなること。
1人の人間の中に、シスとジェダイ、そしてフォースのライトサイド、ダークサイドが融合していることにある。
もっと言えば、レイはパルパティーンとの戦いにおいて一度亡くなっている。
けれども、ベンのフォースによってレイは蘇った。
つまり、魂はスカイウォーカーで肉体はパルパティーンである。
心身ともにライトサイドとダークサイドを融合した形である。