僕は人前で話すことが苦手だが、今は時々人前で話をしたりする。

そして、仕事上、お客様の前でプレゼンをしたりする。

 

いまだに、人前で話すことは慣れないが、ある程度はできるようになった。

訓練と自覚を繰り返して、時には失敗をし、今の僕がある。

 

学業について、大きな挫折を経験したのは大学受験だった。

高校2年生の時に、1年近く付き合っていた僕にとって初めて付き合った彼女からフラれて、

精神的に壊れたことが原因で、全てのやる気を失った。

 

毎日のように泣いていていたし、心が苦しくてリストカットをしたこともあった。

精神的に壊れたため、心療内科にも通っていた。

心が痛すぎて、カッターナイフで自分の手を切っても痛みを感じない程だった。

 

人生で初めての大きな挫折だった。

それまで、学年全体の上位20%程度に常に入っていたし、

時には上位10%に入っていた。勉強は嫌いではなかった。

 

高校2年生の中盤以降、僕の成績はガタ落ちした。

3年生の夏には大学受験にも関わらず、初めて日本史で赤点を取り追試を受け、

ギリギリ進級できる状況まで成績は落ちた。

 

人生に生きる意味を見いだせる状況ではなかったし、

ましてや大学や将来に希望を持てなかった。

 

僕の状況を見かねた父が、何か興味を持つきっかけを与えようとパソコンを買い与えた。

そのパソコンを僕は夢中になって触った。

 

パソコンを初めて触ったのは中学生の時で、

僕の同級生がパソコンに詳しくてその影響で僕は中学生の頃から自宅にパソコンがあった。

NECのPC98-21シリーズで、メモリは当時1MB1万円する時代。

ディスク装置はまだなく、5インチのフロッピーディスクを読み取らせて動かしていた。

まだWindowsはなくて、MS-DOSだった。

 

その経験もあってか、高校生に買い与えられたPCはWindows MEで、

当時のパソコンとしては全く使い物にならないほど動作が遅かったが、

中学生の時に触ったパソコンと比較すると比べ物にならないほどすごいものだった。

ハードディスクは40GB、メモリは2GB、CPUはセルロンだった。

全てが中学生の頃とは桁違いだった。

Windowsの歴代OSの中でもMEは失敗OSの一つだろう。

 

それもあって、パソコンを触りまくっていた。

僕はパソコン関係の書籍をあまり読んだことがない。

とにかくいじって、ググってを繰り返していたと思う。

 

大学受験に失敗して、1年間浪人をした。

浪人しながら、引越しのアルバイトをしていた。

大学へ進学するために浪人をしたが、大学へ進学する目的を見出すことができず、

結局、専門学校のマルチメディア学科3年課程へ入学した。

浪人をしてるから卒業年度は僕の高校の同級生と同じだった。

 

ここで、ITを使った多くのことを広く浅く学べたと思う。

映画、DTP、3DCG、プログラム、カラーコーディネータ、2Dデザイン、3Dデザインなどなど。

 

僕はこの中からプログラムの分野を伸ばし仕事にした。

 

上記から僕の人生に悲惨な印象を受けるかもしれないが、

現在の僕は過去の自分が可哀想などと思っていない。

 

そこは誤解をしないでほしい。

 

つづく。