ばれーぼーらーず☆らぼ 所長のぶぁいちゃんです。
オレンジ色のパス軌道を目指す為に「常連さん」にはならず
ボールの落下軌道を予測して、「オデコの上前」に落下地点を
合わせていく。
この習慣を身につける練習方法という話です。
そんなの、入門書にも書いてある「ヘディング練習」でしょ?
皆さんお考えだと思います。
はい!その通り・・・なんですが
ヘディングがプレーの一部になっているサッカー界で
ここ数年話題になっていることがあります。
2015年12月米国サッカー協会は、脳への損傷予防の観点から
10歳以下のヘディングを全面的に禁止するように定めました。
その後、2020年2月、今度はイングランドサッカー協会が、
子どもがヘディングを繰り返すことは発達中の脳に悪影響を及ぼす危険があるとして、11歳以下の子どもがヘディングすることを禁止。
年齢ごとにヘディング制限を設定。11歳以下は練習禁止、
12歳以下は最大5回の練習を月1回などと定めている。
バレーボールは、「ヘディング」というプレーがあるわけでは無いですが
オーバーハンドパス練習の一環として、「ヘディング」と同じように
「頭でボールを受け、相手に渡す」という練習を積極的に行う時は
上記のようなリスクがあるかもしれないということを頭にいれて
おきましょう。
米国も英国も年齢的に小学生以下を対象にしているので
成人したプレーヤーには該当しないかもしれませんが
脳に損傷云々の考えとは関係なく、ヘディングのような練習は
大人でも「痛い」とか「頭がクラクラする」などと言うプレーヤーが
いると思います。
現に我がチームでもそういうクレームは過去に発生しています。(苦笑)
じゃぁどうすんだって話ですが
ヘディングのような練習の目的は、冒頭にも書きましたが
ボールの落下軌道を予測して、「オデコの上前」に落下地点を
合わせていく練習。
です。
頭でボールを受けて、相手コートに返す練習ではありません!
なので、まず使用するボールは、バレーボールで無くても
良いということです。
できるだけ、脳に衝撃が少ないと思われる「軽いもの」で
大きさも、バレーボールと同じである必要もありません。
ビーチボールでも、子供が使うキャラクターがついてる
ソフトな野球ボールとかでも問題ないと思います。
肝心なのは、身体に使い方を習慣づけること。
それならば
頭に衝撃が来ないように「オデコ上前でキャッチ」すれば良いんじゃ無い?
はい!そこがまた難しい
キャッチするための「手」がね~
上級未経験者(笑)になると
オデコ上前に両手をセットした状態でキャッチ練習をしてもらうと
「オデコ上前の位置から両手を下げて顔前でキャッチし
瞬時にオデコ上前に手を戻す」
という神業を披露してくれる方もいます。
やはり「手が早くなる」のを避けるために
手の存在を忘れて練習することが重要だと感じます。
次回は過去に実際に私が行った手無しキャッチの方法と
ヘディングの様に相手に返す動作が、バレーボールにおける
オーバーハンドパス以外の動作、レシーブやアタックジャンプにも
重要になりますという話に進んで行きたいと思います。
レッツバリボー♪