ばれーぼーらーず☆らぼ 所長のぶぁいちゃんです。

前回の続きです。

 

オレンジ色のパス軌道を目指す為には、

「オデコの前」では無く「オデコ上前」でボールを受ける

習慣を付けていきましょうという話です。

 

受ける為には、落下軌道と落下地点を予測することが需要です

 

オデコの前とオデコ上前では、ボールの落下地点に入るという動作

にどれだけ差があるか考えて見たいと思います。

 

こんなイメージです。

 

オデコ前で受ける(図左)ということは

落下軌道のボール下に身体が無い

ボールに対して「横」からアプローチする動作になります。

 

対して

 

オデコ上前で受ける(図右)ということは

ボールのほぼ真下に身体がある

ボールに対して「下」からアプローチする動作になります。

 

非常にシンプルな話なんですが

落ちてきたボールを「上に」あげようとする場合どうします?

 

ボールを下からアプローチして力を伝えれば上がりますよね。

 

ちょっとまった!!

 

オーバーハンドパスは、サッカーと違って頭じゃ無くて「手」が

使えるだろ!!手で真上に上げりゃー良いんだよ。

 

はい、その通り、間違いございません。

上がるとは思いますが、目標とするオレンジ色の軌道で

ボールを上げることが難しいのです。

 

図をご覧ください。

ボールを受けた後、オーバーハンドパスで返球する時の

力の方向を表してみました。

 

 

 

図の太い矢印(黄色)と線の矢印(青)

2本の矢印の方向が等しく、重なるほど、身体全体でボールに

力を伝えることが出来ます。

 

この辺の理論・理屈について、ここでは詳しく触れません。

知りたい方はネット検索で「オーバーハンドパス 床反力」等の

ワードを入れて調べてみてください。

 

では、オデコの前で受けた後、手や腕を下からアプローチした場合は

どうでしょう?

 

確かに、オデコの前で下からアプローチする様にすれば

矢印の向きは同じになりますが、落下軌道の下に身体が無く、

オデコ上前で受けた時と比較して下半身の力を合わせて伝えることが

難しく腕の筋肉に頼る動作になります。

 

理屈はともかく!

オデコの前で、ボールを下からアプローチして力を加える動作を

やってみてください。

 

○オデコの前、

○自分が見える位置で

○手のひらは上

○指先を自分の顔に向ける

○腕をできるだけ真上に上げる

 

この体勢、ぎこちなく、動かしにくくないですか?

私の場合、この体勢だと、腕を真上に上げるの非常にきついです。

腕まっすぐ伸ばせないし。

 

あー バレーボールがわからない方のために補足しておきますと

「手のひらを上、指先が前、」の形でボールを下からアプローチすると

オーバーハンドパスの動作と認められず

ホールディングやダブルコンタクトという反則になるので

上記のような、手の形でボールにコンタクトすることが要求されます。

 

オデコの前、オーバーハンドパスの手の形でボールを

下からアプローチするのは全然問題ない!

むしろこっちの方がやりやすい、上げやすいという方はそのままで。

 

えっ?? いいの? って思うでしょ?

 

良いんです。反則さえ取られなければ!

 

世の中には、肩、肘、手首の関節がすごく柔らかいとか、

柔らかく使えるとか、はたまた腕や手首の筋力だけでボールに

力を伝えることができる、器用だったり、筋力自慢だったりな

プレーヤーが存在します。

結果、オレンジ色の軌道のパスが出来ればそれは、その方の個性です。

 

でもね!

まず根本的な事なんですけど・・・

 

オデコの前でボールをアプローチすると言うことは

バレーボールをする上で、入門書や監督、コーチがよく言う

「ボールの下に素早く入れ!」という動作が出来ていないという

ことなのです。

 

つまり

 

落下地点にまにあってない!

 

図にある人型の頭上オレンジ色横線に着目してください

「オデコの前」と「オデコ上前」での比較をしてあります。

オデコ前でのアプローチは、オデコ上前に比べ

ボール1個分床に近い位置、つまり遅い。

 

常にパスを、オデコ前でアプローチするプレーヤーは

 

落下地点を読み違えてるんじゃないか?

動き出しが遅いのではないか?

等々

指導者に思われます。(まぁ実際そうなんだけど)

 

ブログの「あの人は手が早くて」でも触れましたが

まずは落下軌道、落下地点の下に身体を入れる習慣が大事!

それさえできればオーバーハンドパスの8割はマスターしたようなものです。

 

オーバーハンドパスという、「手」を使うプレーであっても

まずは「手」が無い状態で、ボールに対する正確なアプローチを

身につけることが大切になります。

 

腕や手の動作はあくまでも後!

 

最悪、手を使わなくてもオレンジ色の軌道のパスが出来ますからね♪

 

つづきまーす。

 

レッツバリボー♪