LOGAN 2017公開
ジェームズ・マンゴールド
【出演】
ヒュー・ジャックマン、ダフネ・キーン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック、スティーヴン・マーチャント、リチャード・E・グラント
【物語】
深夜の駐車場。高級車窃盗グループが1台のリムジンを狙った。しかし、中で寝ていた男が出てきた。すぐに銃で撃った犯人たちは、驚愕した。
死んだはずの男が立ち上がり、鋭い刃で自分たちを襲い始めた。
その男こそローガン(ヒュー)。奇跡の治癒力と、手の甲から飛び出すアダマンチウムの爪を持つミュータント、ウルヴァリンであった。
窃盗犯を殺し追っ払ったローガンは、なぜか疲弊していた。実は、治癒力が衰え、昔のような勢いはなかった。
ローガンは、リムジンの運転手として日銭を稼ぎ、老いたチャールズ(パトリック)の面倒を見る日々を過ごしていた。
そんなローガンの元に、2人の人間が接触してきた。
メキシカンの女性は、ローラ(ダフネ)という少女をノースダコタまで送り届けて欲しいと依頼。
一方、トランシジェン社のピアース(ボイド)という男は、そのローラを引き渡せと。
面倒ごとに関わりたくなかったが、まとまった金がチャールズの介護には必要だった。報酬を目的に、ローラを送る仕事を受けようと、女性に会いに行くと、彼女は既に死んでいた。
ローラを自分の隠れ家に連れ帰ると、チャールズは「彼女こそ、新しいミュータントだ」と喜ぶ。
ミュータントはその力を失い、新たに誕生することもなくなったこの時代。新しいミュータント?ローガンは信じられなかった。
隠れ家はピアース一味に急襲される。
ローガン、チャールズ、そしてローラは、ノースダコタ、ミュータントの聖地“エデン”へと旅立つのであった…
ヒュー・ジャックマンによるウルヴァリン最終作。これにて、ウルヴァリン役から引退するそうです。同じく、プロフェッサーも。
今までのX-MENシリーズとの関連を、つい考えたくなりますが、今作はどうも別物と考えた方が良さそうです。
ウルヴァリンとプロフェッサーの他のミュータントは、何らかの理由でほぼいなくなったという設定。そして、新しいミュータントも誕生しないという。近作の「アポカリプス」では、まだまだミュータント全盛だったわけで、この大きな変化の理由は物語の中で語られているけれども、ちょっと繋がらない気がしました。
ストーリーは、まるでロードムービー。3人の旅が中心です。
その中でウルヴァリンとプロフェッサーの老老介護も描かれています。ホント切ないなあ…
とは言え、最終作にかけるヒュー・ジャックマンの渾身の演技。シリアス路線で、笑いはない。戦闘シーンはバリバリR指定レベル。ハードボイルドなテイストに仕上がっています。
今後、X-MENシリーズは、形を変えて展開していく報道もありますが、初期X-MENは、これにて幕。
今まで、ありがとう。ヒュー・ジャックマン(^o^)