一言に『真珠』と言っても色々な種類が存在する。
一般的なアコヤ真珠の他に、淡水真珠、南洋白蝶真珠、黒蝶真珠、ゴールデン、コンクパールなどなど
これらは貝の種類、採れる場所の違いなどで分けられるが、
素人目にその種類、品質の判別は難しい。
物によっては宝石屋でも戸惑う物も多々存在する。
そして恐ろしい事にその種類、品質の違いで値段が軽く一桁変わってしまう。
ごくごく一般的な本真珠と言われる真珠は
通常『アコヤ真珠』の事を指す。
その名の通りアコヤ貝と言う貝を養殖して作られている。
※その養殖に関しては前回のブログを参照
『淡水真珠』はその名の通り、海では無く淡水で育った物で
イケチョウ貝やカラス貝と言った貝から採れる物。
アコヤ真珠との大きな違いとしては、基本的に無核であると言う事。
人工核を入れずに、貝殻の内側にある細胞だけを貝の中に入れることで、
真珠の芯からすべてが真珠層で出来あがる。
真珠層が厚くなるまでには、直径5ミリ程度で2~3年、
10ミリに育つには10年程の歳月がかかるらしい。
貝自体も強く、核入れが無いので死滅する量が少ない。
その為、産量も多く、比較的安価な真珠となる。
※最近では核入れをした淡水真珠も存在しており、きれいな真円で大粒の物になると
パッと目にアコヤ真珠と間違えそうになってしまう程・・・
南洋真珠とは一般的には『南洋白蝶真珠』の事を指す。
オーストラリア北部からインドネシアにかけた熱帯の海で採られ、
貝自体が大きい為、出来あがる真珠のサイズもアコヤ真珠に比べて大きい。
アコヤ真珠が6‐8mmが主体に対して、南洋真珠は9-13mm。
現在は養殖技術も進みずいぶん安く購入できるようになった。
また、この貝からごく稀に発生する、言わば突然変異が
『南洋ゴールデン』
きれいなゴールデンは産出量全体の1%にも満たない。
『黒蝶真珠』は通称“タヒチ”と言われるようにミクロネシアタヒチ産が大半を占める。
白蝶貝と同種の黒蝶貝から採れる物で、
ピーコックグリーンと言われるグリーン掛った色合いが最良とされている。
ここまで書いた貝は全て2枚貝から採れる物だが、例外が存在する。
それが、『コンクパール』
パッと目にはピンクのサンゴだが、
目が飛び出すほど高価。
これはピンク貝と言う“巻き貝”を母体として自然に出来上がった、
正真正銘の天然物!
だったが、
近年、巻き貝での養殖に成功した例があり、
今後は養殖コンクが出回ってしまうかもしれない・・・と言う話がある。
