ホテルブエナビスタに戻る途中で素敵なサロン・ド・テを見つけた。
ヴィクトリアンカフェ「MARIE's Cafe(マリーズ カフェ) 」である。

紅茶はニューヨークのブランドハーニー&サンズを使っていた。
せっかくなのでそのこだわり紅茶の中から、ミルクティー用にケニルワース・セイロンを、ストレート用にヴィクトリアン・ロンドン・フォグを注文した。
1つはスコーンセットにしてミルクティーに合わせる。

ケニルワース・セイロンはやはりミルクティーとして飲むのに最適だった。
ミルクティーは当然上流階級式ではなく、ブルーワーカー式の飲み方にする。
最初に常温のミルクをカップに入れ、砂糖を入れて溶かし、その上から熱い紅茶を注ぐ。
偶然あのロブション氏も同じ考え方だったが、これがミルクティーとして一番美味しい飲み方だと思う。

スコーンは大きすぎることなく、貴族の家で出てくるような大きさのものだった。
しっかりとクロテッドクリームと黒スグリのジャムが添えてあった。

ヴィクトリアン・ロンドン・フォグには、飲むアップルパイを合わせた。
ヴィクトリアン・ロンドン・フォグは、アールグレイと烏龍茶をベースにラベンダーとヴァニラが香るブレンドになっている。
ロンドンの街にかかる霧をイメージした紅茶でまろやかな味わいとミルクティーのような芳醇な味わいは癖になりそうである。

これに不思議な味わいの飲むアップルパイがよく合うのだ。

中はミルクがベースでシナモンやアップルの味わいが楽しめる。
加えてこの店の魅力的なところは給仕役の男性が年配だがスマートなジェントルマンで、実に素敵なサービスをしてくれる。
地元のマダムたちは皆メロメロだろう。









































