ヨルゴス・ランティモス監督最新作☆彡
ヨルゴス・ランティモスといえば
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」そして、超トラウマ映画「籠の中の乙女」の監督でして
その監督の最新作であり
しかも宮廷もので
しかも女同士の愛憎劇となれば
期待せずにはいられませんっ!!ってことで
かなり楽しみにして行ってきました♪
ヨルゴス・ランティモスの独特な世界。
これまでの作品に比べると、
その異質な感じは少々薄くて
普通に見えましたが
あちこちにその独特な世界は存在してました。
これまでの作品の中では
1番好きな映像でした。
で、キャストもよかったです。
アン女王を演じていたオリヴィア・コールマンの怪演はかなり見応えあったし
もともと大好きなレイチェル・ワイズも
凄くよかったし
エマ・ストーンも腹黒い女を見事に演じていました!
内容に関しては
期待していたほどの興奮はなかったものの
最近、
誰を信じればいいの?!
と人々の裏側を目の当たりにして
人間不信に陥りそうな今日この頃なので(笑)
なんかこの映画も
ものすご~く奥が深く感じちゃったといいますか、ものすご~く考えさせられちゃいました。
この映画は女同士の三角関係を描いてましたが
この3人を通して描かれているものは
現代の
男女の恋愛においても当てはまることだし、
恋愛を抜きにしても人間同士の付き合いにおいても当てはまることで、
人間の本心とはいかに裏があるのか
とかそういう恐ろしさを色々と感じましたね。
人って本当に恐ろしい生き物ですよ。
こんなんじゃ甘い愛の言葉をささやかれたって
笑顔で感じよく接されたって
全てに裏があるように思えてきますよね(笑)
甘い言葉をささやくことが真実の愛なのか
厳しく本音をぶつけてくるのが真実の愛なのか
なんか大事なことにも気づかせてくれる映画でもあったような。。。
映画自体の展開の仕方が面白くてたまらなかったか?というと、そこまででもなかった気がするけど、現実における人間模様とかなりリンクして、考えさせられることが多かったので、けっこ~楽しめました!!
満足度・・・75%