クリント・イーストウッドの監督作は
「ミリオンダラー・ベイビー」以来大ファンで
すべて観るようにしているのですが
本作は楽しみにしていたのに近所では公開されなくてレンタルまで待っての鑑賞となりました。
2015年に実際に起きた無差別テロ事件を描いた作品で、主人公の3人は、なんと実際の事件の当事者3人が演じているということで話題をよんだ作品。
はじめはこの3人を演じる役者さんたちが
ちゃんと決まっていたらしいのです。
が、監督の考えで、当事者の彼らが演じることになったのだとか。
まったくの素人である3人が
クリント・イーストウッドの映画の主役を演じる。
観る前は正直、演技的にどうなんだろうなぁ
と思ってました。
だって、日本で再現VTRとかに当人が演じて出てる場合ありますが、それってほんとに不自然など素人演技な場合が多いじゃないですか。
でもこの3人はそんな感じはほとんどなかったですね。
それが外国人の演技だから上手いか下手かがよくわかってないだけって可能性もなくはないのかもしれませんが(;´▽`A``(笑)
演じてる3人は演じながら、
その時のことがフラッシュバックしたりして辛かったりなかったんだろうか?
とか思いながら観てましたが、
本当にたくましいです。
公開当時、この映画、
不評な部分もあったんですが
それがテロを中心に描いていると思いきや
テロはほんとに最後の最後で
テロに立ち向かった3人の生い立ちが主
というところが期待外れ
という声が多かったんです。
でも、私は逆にそれがすごくよかったです。
子どものころからの3人の姿が描かれ
彼らがどのようにして育ってきたのかを知り
幼い頃からの色んなことの集大成なんだなぁ
とつくづく感じて感動しました。
こういう時にいかに行動に出るかということを
問いかけられる映画でしたが
こういう時にこういう果敢な行動に出れるって
本当にすごいです。
満足度・・・70%