アートギャラリーのオーナーとして成功したスーザン。
しかし彼女は夫との愛も冷めきっており
満たされない日々を送っていた。
そんな中、ある日、19年前に別れたジェイク・ギレンホール演じる元夫
エドワードから一冊の小説「夜の獣たち」が送られてくる。
それはスーザンにエドワードが捧げた小説だった。
エドワードがこの小説に込めたものとは・・・
というようなお話。
これ、ポスターを見た瞬間、魅了されてしまった作品で
近年少なくなってしまったサスペンスで
絶対に観たいっ!!!と公開を超楽しみにしていた作品。
日曜の朝一に行ったのですが
あまり存在感がないらしく観客は少なめの
一人で来ているおじさんばかりでした(^▽^;)
しかし!!!
映画は素晴らしかったですっ!!!
最近観た作品の中で
最も集中力が持続し、
最初から最後まで食い入って観てしまった作品でありました!!
まず、キャストが素晴らしい!!
エイミー・アダムスにジェイク・ギレンホール!
アーロン・テイラー=ジョンソン!
極め付けがマイケル・シャノンと曲者揃い!!(笑)
このキャストだけでも観る価値大アリな感じ☆
中でも
大好きなアーロン・テイラー=ジョンソンが素晴らしかった!
今回はどうしようもなく下衆で畜生な役でしたが
この人間のクズ以下的な下劣で非道な役を
見事に演じ切っていました!!
「キック・アス」のひ弱な青年と同一人物とは思えません(笑)
でも、今回のような役が似合うアーロンがマジかっこよかった。。。
私、ジョナサン・リース=マイヤーズも大好きなんですが
彼も「タイタス・アンドロニカス」で似たような役を演じていたな。
で、ストーリー展開も実に興味深かったです!!
小説とは知らず真剣に観続けたら
実は全部小説の中身だった(-""-;)という
超ガッカリなある作品とは違い
(これはちょっと前に感想を書いた映画のことなのですが
その映画のネタバレになるのでタイトルは伏せます(笑))
この映画の中身は始めから小説だとわかっているので
その内容にも非常に興味が持てます。
エドワードがスーザンから着想して書いたこの小説には
どんな意味が込められているのか??
またエドワードがこの小説を送り
最後にスーザンへしたことにはどんな意味があるのか??
映画のイントロダクションで
これは愛なのか?復讐なのか?とありますが
私の答えはこっちだなというのは出ました。
でも、まだまだ深く考えたいことがあります。
エンディングはそうした観客に考える余韻を残すもので
こういう考えさせられるエンディング大好きです。
謎に包むわけではなく
ほぼ答えは出るんだけど
その先をもっと深く考えたくなる映画
そんな映画は実に見応えがあります。
で、さらに映像もすごく美しくて!!
大満足の1本でした!!
ということで
満足度・・・83%