「許されざる者」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  「許されざる者」



クリント・イーストウッドの「許されざる者」のリメイク作。



かつて人斬り十兵衛と恐れられていた釜田十兵衛は

亡き妻との誓いで、もう二度と人は斬らぬと心に決めていた。

しかし、愛する子供たちのため、やむを得ず、再び刀を手にする十兵衛。

その先には、壮絶な戦いが待っているのだった。



というようなお話。



クリント・イーストウッドの「許されざる者」は観たことがありません。


なので


この「許されざる者」のみでの感想になります。




予告編では


亡き妻との誓いで二度と人は斬らぬと誓った十兵衛。


その十兵衛が再び刀を抜くことになるからには


よほど感動の物語が待っているのだろうと思っていましたが・・・




想像してたのとは正直ちょっと違っていたかなと思いました(;´▽`A``




物語の内容の中で


ん? え? と思うところがいくつかあって


ちょっと共感できなかった部分があったんですよねぇ・・・




まず、


二度と人は斬らぬと亡き妻と誓ったにしては


意外と簡単に刀を持ってしまったというか・・・


子供たちを守るためなので、その気持ち、仕方なさはわかるのですが


そこの誓いを破る際の描き方がイマイチグッと来なかったんですよね。




で、


その刀を持って斬りに行く相手というのが懸賞金のかかった男2人なのですが


この2人、女郎の顔を切り裂いたということで


復讐したい女郎たちに懸賞金を懸けられたんですよね。




そこでまた違和感というか・・・


忽那汐里演じる女郎が顔を切り裂かれるのですが


その原因が、お客のあそこが小さいと笑ったからだと・・・( ̄ー ̄;


それは・・・キレられても相手によっては仕方ないというか・・・


私的には、女郎が本当にかわいそうな目に遭わされての復讐なのかと


これまた勝手に想像していたので


なんかイマイチ感情移入できないというか・・・




そしてまたそんなことを言った女郎の役に


忽那汐里のイメージが合わない気がして・・・




で、


懸賞金を懸けられた男2人のうちの一人は


その場にいただけで、手は下してないし


本当に反省していたような人間らしいところもあったんですよ・・・




そんな相手でさえ、


懸賞金が懸かっているからと、容赦なく殺してしまうところとか・・・




予告から勝手に想像していた


人間味溢れる十兵衛像をけっこう壊されてしまいまして(;´▽`A``




で、


その懸賞金稼ぎに誘いに来た柄本明演じる馬場金吾の


突然の行動にも「えぇ??自分から誘ったのに!?」にみたいな


ちょっと納得いかない感があったし・・・


そこの心情は、私にはちょっとよくわからなかったんですよねぇ(><;)




ということで


いくつか


納得できないというか、期待はずれな人物像というか


そういう部分があり、


ググ~っと感情移入ができて


十兵衛の人柄にものすごく心打たれる物語なんだろうと


勝手に思っていたけれど


そこまでなかったというちょっと物足りない感じの感動で終ってしまった


のであります。





ただ!!!


やはり十兵衛を演じた渡辺謙さんの演技は


本当に重厚なもので


その謙さんの演技を観るだけでも


この映画を観て、損した気分にはならないだろうと思う。






物語の内容は


ものすごく心打たれる!!というほどのものではないが




渡辺謙さんの重厚な見応えある演技


映画全体のスケール




でなかなか見応えのある映画にはなっています!




他の方のレビューをいくつか読むと


私はこの「許されざる者」の意味が全然わかってないのかも・・・


とも思いましたが( ̄□ ̄;)!!



そんな私が予告を観て、勝手に期待して観に行った結果の


率直な感想はこんな感じでした・・・







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