今日はですね。ファンタジー小説、そしてそのミュージカル版を創りたく、その枠組みを勉強をするために、以下の映画を見ました。

 

また明日、もう一つの映画について書きますが、立て続けにアメリカでの人種差別・黒人問題を扱った映画を見たので、心が重いのです。でも、

 

 

音楽がその心を解き放ってくれました。

 

 

 

 

 

 

「グリーンブック」は、2018年に公開されたアメリカのドラマ映画です。

 

ピーター・ファレリー監督によるこの作品は、1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストのドン・シャーリーと彼の白人運転手兼付き人のトニー・ヴァレロンガの実話に基づいた物語です。

 

しかし、この映画が単なる(黒人奴隷問題の残る)時代背景の物語ではなく、深い感動を与える作品に昇華されているのは、その巧みな音楽の使い方にあるかもしれません。

 

音楽と人種の架け橋

映画の中で、黒人ピアニストのドン・シャーリーが演奏するクラシック音楽は、人種の壁を超えた普遍的な美しさとして描かれています。彼の音楽は、トニーだけでなく、映画を見る私たちにも心の琴線に触れるものがあります。

 

特に、アメリカ南部のバーでジャズを演奏するシーンは、音楽がもたらす解放感と共感を見事に表現しています。

 

音楽を通じた成長

白人であり、運転手兼付き人のトニーが音楽を通じて成長する過程も見どころの一つです。

 

映画の最初のころは、彼は、黒人への偏見があったばかりではなく、クラシック音楽やジャズに対して無関心でした、ドン・シャーリーとの旅を通じて、音楽の力、そしてその背後にある文化や歴史への理解を深めながら、人間として成長していきます。

 

これは、映画が音楽を通じて人間の内面の変化を描く上で重要な要素となっています。

 

サウンドトラックの役割

サウンドトラックもまた、映画の魅力を高める重要な要素です。

 

ドン・シャーリーのオリジナル曲はもちろん、時代を感じさせる楽曲が映画の情景と見事に調和し、感情の移り変わりを助けます。音楽が映画のシーンに深みを加え、感情をより豊かにしていることが感じられます。

 

まとめ

「グリーンブック」は、単なる人種問題を扱っただけの映画ではなく、音楽を通じて人々の心をつなぎ、理解を深める物語です。

 

音楽の力が人間関係に橋を架け、異なる背景を持つ二人の主人公が互いに影響を与え合う様は、観る者に深い感動を与えます。この映画は、音楽が持つ力を見事に描き出し、その魅力を十分に伝えている素晴らしい作品だと思いました。

 

 

明日は、また別の映画について書きますね。その映画にも同じく、実在の黒人音楽家と人種問題が出てきます。