若き日のユーミンがフランソワーズ・アルディが大好きだったことは、「私のフランソワーズ」という楽曲が荒井由実時代にあることからも明らかだ。

また、ユーミンは、料理が得意で家でキッチンに立つことも多かった。音楽ライターの岩田由記夫によれば、彼女の家庭料理はとても美味しかったと言う。

 

 
つまり、ユーミンはナチュラルにフランソワーズ・アルディに似ていた。これは、安井かずみがフランソワーズの模倣をしたのとは違う。
ところが、ユーミンは、松任谷正隆と結婚した後で、ファンから「最近の歌は、糠味噌臭くなった。」と言われ、家で料理を作るのをやめてしまった。勝手なことを言うファンなど無視すれば良いのに。
そして、ユーミンは、20代後半の独身女性の気持ちを代弁するような楽曲を次々に作り、大ヒットする。
こんなことを言うと、欲張り過ぎるかもしれないが、みそ汁やお漬物の香りのする家庭的な歌も聴いてみたかった。
 
フランソワーズ・アルディとの距離感が安井かずみと違うので、ご紹介しておく。