いつからか日本でもファッション雑誌の女性モデルたちは、大きめの白いコットンシャツにブルージーンズという格好でインタビューやバラエティ番組に登場するようになった。

 

このスタイルを最初に始めたのは、フランソワーズ・アルディとジェーン・バーキンだと思う。

安井かずみは、著書「旅の手帖」の中で、次のように書いている。

 

彼女は、真冬でも木綿の衣服が好きだった。

男仕立てのシャツだとかコットンパンツはもちろん、ポロシャツや厚手のトレーニングウェアなど冬の木綿は彼女が着ると粋だった。

 

 

安井かずみは、アルディ家のゲストとして一つ屋根の下で暮らし、また一緒にコルシカ島に旅行して、フランソワーズの日常生活を観察していた。

そう言えば、安井が嘗てコマーシャルなどで着ていた服装は、フランソワーズの模倣だった気がしてくる。