バラ色の人生  La vie en rose  

エディット・ピアフ  Edith Piaf 



よく知らている「バラ色の人生」なので、私などがライナーノーツを書く必要はないかもしれないが...

大好きな曲なので、少しその想いを書きたい。

 

日本では、エディット・ピアフといえば「愛の讃歌」を思い浮かべる人が多いかもしれないが、ヨーロッパでは圧倒的にこのシャンソンが代表曲となっている。

ピアフは、自ら作詞作曲をしたが、作曲家としての登録をしていなかったために、ルイギに名義を借りたと言われている。この華やかなメロディと女性の少し控えめな様子を表す歌詞は、激しい歌を唄うイメージの強いピアフであるが、本当は可愛い女性だったのではないかと思わせる。

好きな男性に抱かれることを想像しただけで、言われたことのある愛の言葉を思い出しただけで、自然に身震いをしてしまう、そんな恋愛にピュアな女性が描かれていて、聴いているこちらまで心がざわつくことになる。

そんな「バラ色の人生」を求めて、ピアフは恋愛遍歴を重ねたに違いない。