和製シャンソンって何なのさ? 興味無いし...
まぁ、そうおっしゃらずに、ちょっと説明させてください。
分かりやすい事例をまずご紹介します。
シャンソンの店でよく歌われている布施明の「カルチェラタンの雪」ですが、日本人作家が作詞・作曲した純然たる日本の歌謡曲です。メロディは、私にはあまりシャンソンっぽく聞こえませんが、歌詞の方はそのストーリーと場面設定がかなりシャンソンっぽいです。
これは、和製、つまり日本製のシャンソンと呼んで良いかどうか、かなり微妙な線だと思います。それを皆で判定するわけです。
布施明は彼のドラマチック・コンサートで本場のシャンソンも歌っていますので、さもありなんという面はありますが、思わぬ人が、これ、シャンソンじゃないの?と思う曲を歌っていたりします。
今回の認定委員会では、布施明以外に、桜田淳子、山口百恵、丸山圭子、平松愛理、夏木マリを採り上げます。驚きの切り口でなるほどと思わせるプレゼンテーションをしますので、ご期待ください。