越路吹雪はシャンソンの歌手だと誰も異論のないところだろう。

でも、岸洋子となると、どうか?「夜明けの歌」や「希望」は、昭和歌謡と分類されている。もちろん、シャンソンやカンツォーネを数多く歌っているが、歌謡曲歌手と認識している方も多いはず。

 

 

これが加藤登紀子となるとだいぶ違ってくる。

シャンソン歌手としてデビューしているものの、そのレパートリーから言ってシャンソンの人と思っている人は少ないだろう。ジブリの「紅の豚」でシャンソン(さくらんぼの実る頃)を歌っていて、日テレの金曜ロードショーで2年に一度くらい繰り返し放送されるので、ぎりぎりシャンソンと繋がっている感じがする。

 

歌謡曲かシャンソンかと区別するのではなく、両者の融合を図ろうという一つの試みとして日本人作家が書いた作品でこれは!というものを和製シャンソンと勝手に認定し、シャンソンの店で歌うというのは、どうかと考えた。

5月24日金曜日に新宿三丁目のる・たん あじるで第一回和製シャンソン認定委員会を開催するので、ご興味のある方はぜひご参加いただきたい。

私が候補曲をプレゼンする。

参加者には、一人一票投票権があり、多数決で認定となる。