グループサウンズは、昭和40年頃に日本で始まった。最初は和製ポップスの延長線上に和製ロックができたと思わせた。

ところが、途中から歌謡曲に大きくターンして行く。その理由を今週末 note に書こうと思っている。

 

 

理由はじっくり長文で書くとして、今回は現象面だけ解説したい。

GSの歌謡曲化が決定的になったのは、森トンカツで有名なブルーコメッツの『ブルーシャトウ』と、そのブルコメが美空ひばりをフィーチャーした『真っ赤な太陽』の2曲であることは間違いないと思う。

前者は日本レコード大賞を獲得し、紅白でも歌って、大人の世代にも認知されることになった。後者は、歌謡界の女王のレパートリーになったことを意味する。

それは、同時に洋楽を聴いて育った若者世代がGSを見限る要因ともなった。

 

 

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