日本におけるマイナー・ミュージック、例えばカントリーミュージックを例に挙げてみる。

赤坂にカントリーハウスという古くからあるライヴハウスがある。

時々、アマチュアでプロ顔負けの人が飛び入り参加することはあっても、基本、この道何年というカントリーのプロが演奏し歌っている。お客も心からカントリーを愛するツーが多い。

マイナーだが、地道な活動を約50年続けている。

 

 

シャンソンも嘗てはメジャーになった時期はあったかもしれないが、今は誰が見てもマイナーミュージックだ。

正確に言えば、高齢者に人気のあるマイナーミュージックだ。

それを証拠に、近年、シャンソンでメジャー・デビューした人は見当たらない。(2000年のクミコの「接吻」は、松本隆・作詞、植野慶子・作曲の日本の歌。)

 

マイナーミュージックは、ライヴハウスを中心に地道な活動をするジャンルだ。その道の達人(プロフェッショナル)の歌や演奏が間近に聴けるので、リピーターの愛好者が集う。

ところが最近、シャンソンの一部のライヴハウスは、おニャン子クラブのようなこと(素人を集めて歌わせる方法)をやり始めた。

また、ホールでのコンサートも頻繁に行われている。

マイナーには、マイナーのやり方があるのではないか?

カントリーミュージックを見習えとは言わないが...