中学生の頃、確か中間試験でお昼頃に帰宅して、ぼんやりテレビを観ていた。

フジテレビの「スーパーバラエティ」(「タワーバラエティ」の後番組)が東京タワーのサテライトスタジオから中継していて、いきなり目の前に新人歌手が登場した。

そして、その眩しさに目が釘付けになったのを今でもはっきり覚えている。

 

 

それは、南沙織だった。

当時、ビートルズやローリングストーンズを聞いていた僕にも違和感のないメロディで、一人の女の子が語り掛けてくるような歌詞で、びっくりした。

今思えば、筒美京平の作曲と有馬三恵子の作詞が素晴らしかったわけだが...

それにしても、中学二年生の僕にとっては、日焼けした南国風の少女という、今までに見たことのない歌手の瑞々しさは新しかった。

 

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