新三人娘とは、1971年デビューの小柳ルミ子、南沙織、天地真理の3人を言う。
その後、1973年に花の中三トリオの3人が出揃った。
松田聖子がロール・モデルにしたのは誰か?
まずは、中三トリオから見てみる。
松田聖子は、山口百恵に代わるトップアイドルを目指したので、百恵のスタイルを踏襲するわけには行かなかった。
森昌子は演歌なので、残るは桜田淳子となる。
デビューのきっかけとなったミスセブンティーン九州大会では、淳子の「気まぐれビーナス」を歌っている。
そう言えば、中三トリオのうちで最も作りものっぽい感じはする。
新三人娘では、どうだろう?
宝塚音楽学校出身の小柳ルミ子のような歌って踊れるというのは、少し違う。
南沙織は山口百恵と同類で、彼女の内面が歌に滲み出て来るタイプだ。CBSソニーで酒井政利がプロデュースした二人で、私小説風の作品を歌っていた。これは聖子と明らかにタイプが違う。
で、消去法ではないが、天地真理だが、彼女こそが元祖ぶりっ子ではないだろうか? 「あなたの心の隣にいる白雪姫」というキャッチフレーズは、聞いたら恥ずかしくなるが、堂々とそのイメージを醸し出していた。都会的ではあるが、非日常的な生活感の無い歌詞を多く歌っている。「恋する夏の日」テンポの良さは、聖子の歌にかなり近い。フレアスカート、お嬢様風というのも似ている。
o
ち