北岡樹さんのご招待を受け、昨日、ベッラマッティーナ(新橋柳通り)へ行って参りました。お友達が大勢集まるなごやかな雰囲気でした。

噂には聞いていましたが、歌の多彩さに驚きました。

フレエルやダミアなどの古いシャンソンから、加藤登紀子、大塚博堂、一青窈が出て来たと思ったら、カルロス・ガルテルやピアソラのタンゴ、70年代のバルバラやダリダまで、宝石箱をひっくり返したような多色な歌唱でした。

 

 

もう一つ、共感した点は、素晴らしい作詞家・訳詞家を選んでおられること。

なかにし礼、古賀力、阿久悠、永田文夫に加え、寺山修司や五木寛之まで登場し、私と好みがぴったり合っていて、ビ、ビ、ビと来ました。

多彩さは、英語では variety と言いますが、フランス語では variété になります。そして、この variété という言葉はポピュラー音楽の意味でも使います。

まさに、北岡樹さんにぴったりなフランス単語だと思いました。「ヴァリエテの女王」というタイトルをぜひフライヤーでお使いいただければと存じます。