森繁久彌は、喜劇俳優からキャリアを始めた。最初は、ムーランルージュ新宿座の舞台で、そして社長シリーズなどの喜劇映画で活躍した。その後、テレビドラマシリーズの親父役が定番になり、最後は『屋根の上のバイオリン弾き』でミュージカルにロングランで出演した。
この足跡を追いかけた俳優がいる。
それは、藤田まことだ。
最初は、てなもんや三度笠で喜劇俳優、次にテレビの必殺シリーズの中村主水(もんど)、そして最後に『その男ゾルバ』でミュージカルに挑戦した。
まったく同じ展開に驚いてしまう。
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