ダリダは、1967年のテレビ番組 "L'invité du dimanche" (日曜日の招待客)で以下のように発言した。
La chose la plus importante, c'est l'Amour.
もっとも重要なこと、それは愛です。
ダリダは生涯を通じて愛を求め続けた人だった。
私生活での恋愛は、皆さまご存知のとおりで、決して順調ではなかった。恋愛する毎に相手がついていけなくなった。
一方、歌手として観客との関係において愛を求めていた。愛されるためには、ファンが求めるダリダになる必要がある。そのための努力を惜しまなかった。
若い頃は挫折を繰り返しても精力的に愛を求め続けたが、年齢を重ねるに従い公私ともに愛されることに難しさを感じるようになり、最期は行き詰ってしまったのではないかと推察する。