1982年に出版された松田聖子・著の「青色のタペストリー」は、林真理子が構成した。

構成というのは、本人にインタビューしてそれを纏める仕事だ。デビューして3年目のアイドル歌手がいきなりエッセイを書けるわけではない。

エディット・ピアフの頃からあった話だが、ライターがインタビューして自叙伝に纏める手法は、以前からあった。

 

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林真理子は、その本の中でちゃっかり自著の宣伝をしていた。それは、松田聖子に以下のように語らせているのだ。

 

「最近出た、林真理子さんの『ルンルンを買ってお家に帰ろう』っていうエッセイは、お仕事で一冊いただいたんですが、現代の女の人の気持ちがあんまりストレートに出ているんで、びっくりしてしまいました。」

 

最終稿が確定する前に本人(松田聖子)は、読んで内容をチェックしているはずなので、お世話になったので黙認したものと思われる。