ガレージシャンソンショーというグループがいる。

シンガーソングライターの山田晃士とアコーディオン奏者の佐藤芳明のコンビで、ガレージシャンソンを演奏し歌っている。

 

 

「ガレージシャンソン」というのは、ヴォーカルの山田の造語で、シャンソンがある程度裕福な人がサロンに集まってやっているという間違ったイメージが日本にあり、そうしたプチブルジョワ的な要素を排除し、シャンソンの毒性や変態性を強く打ち出そうと命名したのだそうだ。

 

シャンソンというのは、エスプリがあり、社会体制への批判や理不尽な現実への反発などの要素があり、決して上品で優雅なものではない。

そうしたシャンソンの独特の匂いや臭みを理解している人たちがいることは心強い。

和製シャンソンという意味でも、注目していきたい。