ジャン・ルノワールの映画作品には、シャンソンが登場するものが多い。イングリット・バーグマン主演の「恋多き女」では、ジュリエット・グレコがミアルカというジプシー女の役をして挿入歌を歌っている。

 

 

そのシャンソンの題名は、そのまんま Miarka(ミアルカ)で、ジャン・ルノワールが作詞、ジョセフ・コズマが作曲している。

 

Ô nuit, mon amie, je t’attends

おー夜よ、あたしの友よ、あなたを待つ

Ô nuit, donne-moi un amant

おー夜よ、あたしに恋人をおくれ

 

ジプシー女には夜がよく似合う。