トップアイドルの変遷で言えば、1970年代が山口百恵、1980年代は前半が松田聖子、中盤が中森明菜という風におおまかに捉えてしまいがちだ。

しかし、実年齢でこの3人は年齢が近い。これは驚きだ。

 

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まず山口百恵は、デビューが早く13歳から歌っていたので、7年間のキャリアで70年代を席巻し、80年代の初めに結婚・引退している。辞めた時21歳だった。

 

松田聖子は、スター誕生の予選会を落ち、ミス・セブンティーン九州大会で優勝してナベプロの福岡事務所でレッスンを受けていたがO脚だという理由で不採用となる。それでも諦めずに上京しサンミュージックで桜田淳子の後継者候補の2番手としてかろうじて芸能界入りした。つまり、デビューが18歳と遅かった。1962年生まれなので、1959年生まれの山口百恵と3歳しか違わない。

 

そして、中森明菜は中学生から歌手を目指したが、スター誕生のテレビ予選で2度落選、3度目の正直で合格したので、デビューは1982年で16歳の時だった。1965年生まれなので、百恵と6歳、聖子と3歳しか違わない。

 

つまり、別の言葉にすると、6歳違いの3人で15年以上トップアイドルを占めていたという事実になる。