「スター誕生」が数多くのアイドルをこの世に送り出したことに異論を唱える人はないだろう。

しかし、忘れてはならないのは、グランドチャンピオン大会でプロダクションとレコード会社の札が上がり合格し、デビューした後で、売れずに消えて行った若者たちのことだ。

 

image

 

私たちの記憶では、森昌子の後にほどなく桜田淳子、そしてそのすぐ後に山口百恵が合格して、花の中3トリオが結成されたとなっている。

しかし、森昌子と桜田淳子の間には、三橋ひろ子、コスモス、藤本哲也、南洋子、鷲と鷹がデビューしている。

桜田淳子と山口百恵の間にも長田たいじ、池田正臣の二人が存在する。

デビュー曲は、阿久悠や山上路夫が作詞しているし、森田公一や都倉俊一、中村泰士が作曲していたりするので、売ろうとした形跡がある。それでも、外れはあるのだ。運が無かったのか、時代に合わなかったのか、コンセプト・ミスがあったのか、事務所の努力が足りなかったのか、何か理由はあるのだろうが...