宮崎駿監督の「ハウルの動く城」は、フランスのコルマールの風景をモチーフにしている。

神聖ローマ帝国時代、中世の自由都市だったコルマールであり、ドイツ領であった時期も長く、フランスっぽくない場所であるが、今はフランスであり、フランス語が通じる。

他国のようでフランス国内の街。私はそういう場所に強く惹かれる。ニースやマントンにイタリアを感じ、ビアリッツでバスクを味わい、モンペリエでスペインを感じたりするのが好みだ。

 

ダリダの初期の作品も同じような理由で大好きだ。

 

 

コメ・プリマなどは、フランス語歌詞で唄っているのに、オリジンがイタリア人のダリダのアクセントが耳に心地良い。歌詞もイタリア語のアクセントを思わせる単語をわざと羅列している。パリにいるのに、イタリアの明るい太陽を思わせる、そんなところが大好きだ。