音楽映画と呼んでもよい「男と女」は、大学時代、名画座で観ました。ダバダバダ...という主題歌もカッコいいし、もちろんストーリーも素敵だし、アヌーク・エメが美人だし、ドービルの風景も行ってみたいと思わせるものでした。

そんな名画なのですが、実は、前作で失敗したクロード・ルルーシュが気晴らししたことで出来たと言うのです。


 

1965年の映画「女と拳銃」は興行的に失敗で、クロード・ルルーシュは気晴らしのためパリから北へ車を飛ばしてドービルまで行ったのだそうです。

 

その時に、偶然海岸で犬を連れた女性を見かけたことで、「男と女」のシチュエーションを思い付いたのだそうです。

車をビュンビュン飛ばしたことでレーサーの男が心に浮かび、一人で犬と浜辺を散歩する女性を見たことで失った夫が忘れられない女を思い付いたのだそうです。

 

気晴らしから名画が生まれるなんて、映画って本当に面白いですね。(水野晴郎ではないですが...)