シャンソンブームだった昭和30年代、蘆原英了のレコード・コンサートは、毎週、銀座のヤマハホールで開催され500人満席、本場のシャンソンの最新レコードをかけてその歌詞・曲の解説をするという内容でした。

 

 

当時、一般の日本人にとって本場のシャンソンを聴くことは大変でした。有名なフランス人歌手の来日は数少なく、レコードはほとんどが輸入盤でたやすく手に入りませんでした。レコードを買いに行っても、どれを選べばいいのか、前知識がないとわかりません。誰かシャンソンについて詳しい人に話を聞きたいというのが人情です。推奨されるレコードも聴いてみたいというニーズもありました。

だから、情報収集の場としてヤマハホールはいつも満員になっていたのです。

 

翻って、現在のシャンソンファンはどうでしょう?

フランス人歌手の来日は、めっきり少なくなりました。テレビやラジオでシャンソンが流れる回数も減りました。映像や音楽の配信サービスはあるのですが、新しい現在の本場のシャンソンで何を聴けばよいのか、非常にわかりにくくなっています。

だれか詳しい人の解説を聞きたういと思われませんか?

 

私は、プロジェクターとスクリーンを使って、最近のフランスでのライヴの映像を流し、その歌手や歌詞の意味などの解説をしたいと考えております。

 

既に名乗りをあげていただいたライヴハウスが一つございますが、設備の整われているお店のオーナーまたはマネージャーの皆さま、ぜひ私に声を掛けていただければ幸いです。

なお、著作権については、フランス大使館の文化部に問い合わせたいと思っています。