プロデュース業を卒業したので、久しぶりにフランス語について投稿します。

écouter と entendre の違いについてです。

 

 

私は、日本語で文章を書く時、「聴く」と「聞く」を区別しているのですが、それは、知らず知らずのうちにフランス語の écouter と entendre を意識していたからだと、最近気付きました。

 

聴くと écouter は、能動的な動詞です。自らの意志が無ければ、つまり自分の耳を傾けなければ使ってはいけない気がしています。

それに対して、聞くとentendre は、何か別のことをしている時に、ふと聞こえてくる、つまり、受動的な気がします。

 

Quand je lisait un bouquin, j'ai soudain entendu un gros bruit.

私が本を読んでいた時、突然大きな物音を聞いた。

 

もう一つ、日本語で「聞き分けの良い子」というような言い方をしますが、あの「聞く」は、「理解する」という意味で使われています。

フランス語でも entendre は、「理解する」という意味に使われます。

「了解。」と言う時に、"Entendu."と言いますよね。

 

ということで、フランス語の話でした。