今日は11月22日で、いい夫婦の日です。

現在のシャンソン界で「いい夫婦」と言えば、桑山哲也・藤田朋子夫妻を思い浮かべます。

お二人でライヴをされたり、ご主人のライヴに奥様が観客席におられたり、仲の良いお姿を何度も拝見しています。

フランスではどうかと言うと...

 

 

「いい夫婦」というテーマで考えると、なかなか思いつきません。

ピアフ、バルバラ、ダリダ、うーん、結婚していた時期が短く、「いい夫婦」というよりも独身で生涯恋をし続けたイメージが強いです。

男の方も結婚・離婚の繰り返しが多く、アズナヴールが3回、ジョニー・アリディは5回です。ジョニーは、シルヴィ・ヴァルタンと離婚後も何度も共演しており、ステージ上では「いい夫婦」に見えましたが、私生活は全く別で、ファン・サービス的な要素が入っていたと思います。

ジャック・ブレルは1950年にテレーズ・ミシーエルゼンと結婚し、3人の娘を授かりましたが、50年代末に家族をブリュッセルに残して単身生活を始めており、南の島に移住したりと、残念ながら「いい夫婦」のイメージはありません。

 

思い当たるのは、先般もご紹介したミシェル・サルドゥー(Michel Sardou)の Si l'on revient moin riche(日本語詞のタイトルは「青春の旅立ち」でよく歌われていますが、実は若い夫婦が主人公の歌) Les vieux mariés(日本語詞のタイトルは「永遠の絆」で、こちらは熟年夫婦の歌)くらいです。 

 

「いい夫婦」というほのぼのとした幸せの形が歌われているシャンソンをすぐに思いつかないのは、ファンの間で、ドラマチックなストーリーが好まれるからなのでしょうか? それとも、シャンソン歌手自身が波乱万丈の人生を送るからでしょうか?

 

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