4人のミッシェルではないのだが、ミッシェル・サルドゥーについてこの週末書こうと思う。

 

布施明の「ドラマチック・コンサート」というライブ・アルバムを聞いていたら、「おや、この曲は!」と思った。

それは、Le Prix D'un Homme という Michel Sardou の歌だったからだ。しかも、フランス語で歌われている。

 

布施明ヴァージョン

https://www.youtube.com/watch?v=sgPCbeexSBs

 

 

どうして、布施明は、ミッシェルを選曲したのか?

それは、二人とも声量があって音域が広くて、(アルバム名でもあるが)ドラマチックな歌を多く歌っているという共通点がある。さもありなん、である。

 

ミッシェル・サルドゥーのオリジナル・ヴァージョン

https://www.youtube.com/watch?v=2klPHIsm85A

 

 

さて、この歌、どういう歌詞かと言うと...

サビの部分は、こうだ。

 

Quel est mon prix qui va payer
Mes amis n'ont pas les moyens
Et ma femme va s'affoler
Qu'est-ce que j'ai envie de mes mains

俺の値段はいくら?誰が払ってくれるのか?

友達は為すすべがないだろう

カミさんは逆上するだろう

俺は、自分の手で何がしたいのか?

 

La vie d'un homme qu'est-ce que ça vaut
Ca ne peut pas aller bien loin
Un peu de sang et beaucoup d'eau
A propos d'eau je boirais bien

1人の男の価値っていくらだろう?

そんなにしないことだろう

少しの血と、あとは水ばかり

俺は水をいっぱい飲む

 

なんか布施明というよりも、宇崎竜童の方が似合っている気もするが。わざわざフランス語で歌っておられるということは、何か共感するところがあったに違いない。ソフトな見た目と違い、内に激しい情熱や怒りを持っておられるのかもしれない。それは、ミッシェル・サルドゥーも同じかもしれないが。