手の人さし指と薬指を比べると、男性は薬指の方
が長く、女性は人さし指の方が長い人が多いのは、
胎児期に指ができる際の男性ホルモンと女性ホル
モンのバランスにより、薬指の成長に差が生じる
ことが原因だと分かった。

米フロリダ大の研究チームが5日までにヒトと同
じ哺乳類であるマウスの実験で初めて確認した。
米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

人さし指と薬指の長さの比率に男女差があること
は昔から知られ、男性は薬指が長いほど、子供が
たくさんでき、運動能力が高いと言い伝えられて
きた。1998年以降は性ホルモンの関与を指摘する
研究論文が多数発表され、男性トレーダーは薬指
が長いほど高い利益を上げるとの論文もあった。

マウスでは4本の足でヒトの手と同様の性差があり、
研究チームは右後ろ足に注目。

胎児では受精後17日目までに性差が生じることを
明らかにした上で、男性・女性ホルモンの働きを
人為的に変える実験を通じ、男性ホルモンが相対
的に強く働くと薬指が長くなることを突き止めた。

以前モノの本に、女性が男性の手を見た時、人さ
し指より薬指が長い男性に魅力を感じるとあった。

ちなみに私も薬指の方が長かったのでホッとして
いる。