エヴィスがカモメペイントを採用した結果、
多大な恩恵に浴することになる。
カモメペイントの色のバリエーションである。
現在でも実施していると思うが、直営店で
無地のエヴィスジーンズには、白、黒、サックス
のペイントを無料で入れてくれる。
穿きこんで、カモメペイントが消えても、
これは有償になるが、再度塗り替えてくれる。
このサービスは、直営店に限られるようだ。
卸用商品の場合、ほとんどがプリントか刺繍だからだ。
このように、カモメペイントにしたお陰で、
エヴィスの独自性はますます高まっていく。
そう「ペンキ≒エヴィス」の記号が確立したのである。
アーキュエイトに憧れて、アーキュエイトを否定され、
もがき苦しんだあげくのカモメペイントだったと想像
する。
しかし、今やアーキュエイトではない、
オリジナリティ溢れるジーンズのアイコンとして
カモメペイントは世界中で認知されているのである。