エヴィスには、直営店でのラインと卸のライン、
そしてYAMANEラインと多数のラインを有している。
卸のラインは、長年「ガーデナー」を作っていた
システム・オブ・エンポリウムが担当していたが、
一昨年、エヴィスが直接卸しをするようになった。
山ちゃんジーンズをベースに、最近では、カモメ
ペイントを入れる折衷タイプも見られる。
エヴィスでさえもジーンズを取り巻く環境の変化に
対応を模索しているように思える。
今回の画像のYAMANEデラックスは、代表の山根氏
の名が付けられた元祖山ちゃんジーンズとでも
言うべきモデルだ。
山ちゃんジーンズとの違いは、流行とは関係なく
じっくりと良いものを送り出して行こうという姿勢
が随所に感じられる点だ。
今回のモデルは、左綾のヴィンテージセルビッチ
デニムである。左綾では、見たこともないネップが
多数あり、素晴らしいタテ落ちを予感させる。
太めのシルエットは、50年代の旧き良き時代を
そのまま継承している。