無線をはじめ電気電子で出てくるdBmとは | ラックムアンタイ

無線をはじめ電気電子で出てくるdBmとは

dBmは無線の工学では頻繁に出てくる単位でとても便利な単位です。

dBmを使わなければとても面倒な位大きな数字だったり小さな数字だからです。

dBmは1ミリワットを0dBmを基準としたものです。

 

とりあえずWikiで

 

 

 

このdBmはあらゆる無線工学で扱われある程度の基本的なdBmでの数字がわかれば

全体像が見えてくるのです。

なので基準となる

  1. 0dBmが1ミリワット
  2. 10dBmは10倍
  3. 2倍で3dB
  4. 半分でー3dB
  5. Sメーターの9が-73dBm

と言った基本的な数字が分かるとどの程度の強さの電気なのかが分かると便利なのです。

 

ここがわかってくるとアンテナの利得をdBで書いてあると簡単に計算ができます。

 

0dBmが1ミリワットなので

10dBmで10ミリワット

20dBmで100ミリワット

30dBmで1ワット

40dBmで10ワット

50dBmで100ワット

これらにアンテナ利得を加算するとアンテナからの発射される力がわかります

これらに伝送ロスとなるケーブルロスとコネクタ損失を加算するとアンテナから発射される

より正確な数字が分かります。

損失を加算とするのは-3dBであればこれを送信dBmと足すことで簡単なのです

100ワットにアンテナ利得-3dBと伝送ロスコネクタロスで-3dBとします

50dBmから-3dBと-3dBをそのまま足します

50dBm-3dBを足すと47dBm

47dBm-3dBを足すと44dBm

これが計算上の実際に発射される放射電力と分かるのです。

 

ーdBはなのに利得なのはマイナス利得の意味なのでそのまま計算できます。

 

アンテナの利得出したのは切っても切れない関係ですが、

短波帯やVHF程度なら伝送ロスはあまり気にせずいいのですが

UHFやSHFなどになれば伝送ロスコネクタ損失は大きくなります

その反面アンテナ利得はとても大きくできます。

 

アンテナ利得にはdBbとdBiがあります

dBbはダイポール比

dB iの方はアイソトロピック比といわれます。

これは次にでもします。

 

このdBという単位そのもはこのように全体的に計算したりする場合に簡単になります。

 

対数計算とも言われる計算ですが基本的な数字が分かると便利なのです。