HEX BEAMについて④ | ルーフタワーでKW(仮)

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再開局後、第一の目標だった1KW免許は無事にクリアしました。
今は、古い無線機のレストア?が面白くてたまりません。
こつこつ勉強し、失敗しながら少しずつ経験値を貯めています。
そんな過程を個人的な備忘録として記録していくブログです。

さて、これまで調べてきた限りでは、この3種のHEX BEAMは、スペック的には大きな違いはなさそうだ。
まあ、あえて挙げるなら質量と受風面積に多少違いがあって、いずれも大きい順にNA4RR>K4KIO>MW0JZEとなっている。
価格と照らし合わせてごく単純に言えば、質量・受風面積と価格は反比例する、ってことか。


このあたりをどう評価するかはなかなか微妙な問題だ。
強度やメンテナンス性、耐久性が同等だとすると、当然小型軽量な方がありがたいわけで、その分高価格になるのも十分うなづける話ではある。
ただ、実際に強度や耐久性が同等かどうか、比較したデータがあるわけじゃないからなあ。
その手掛かりになりそうなものをあえて挙げるなら、再三言及しているけどeHamのレビューというわけだ。


そのレビューで各機種の短所に触れているものを探してみると・・・
K4KIOについては、前にも書いたように114件あるレビューの全てが5.0/5.0(満点)で、短所らしきものがまるで見当たらない。
K4KIO 
構造や強度についてもほとんどが「excellent!」というコメントで、南フロリダのカテゴリー1のハリケーンにも耐えたとか、高く評価されているようだ。


N4RRについては、21件で平均4.9/5.0だから、これまた申し分のない評価だと言えるだろう。
1件だけ2/5の評価をしているレビューがあったけど、これは「スプレッダーの1本が正しく組み立てられてなかった!クレームを入れたらパーツを送るので自分で直してくれと言われた!」という内容で、本体の強度や耐久性についてのものではなかった。
NA4RR 
今回の検討機種の中では最も新しく開発されたものだから、まだビルダーを含めこなれていない部分があるのかもしれない。


最後のMW0JZEについては、58件で5.0/5.0の素晴らしい評価。
こちらも1件だけ4/5の評価があったが、内容は「特定のバンドでインシュレーターが不完全なためにコロナ放電を起こすことがある」というもの。
MW0JZE 
他に同じようなレポートはないので、構造上のものなのか、組み立てによるものなのか、このユーザーの特定の環境によるものなのかは分からない。
強度や耐久性については、悪い評価は見当たらなかった。


ということで、これらのレビューを見る限り、この3機種はいずれ劣らず甲乙つけがたい、高い評価を得ていると言えるだろう。
どの機種も、複数のユーザーから共通して指摘を受けるような短所は見当たらなかった。
なんか、調べれば調べるほど、良さげなアンテナだなあ・・・外観を除けば(^^ゞ