■観光地である現地にこれだけのＡＮＴを設置するのは勇気が要る．

運用期日：2024年02月25日

運用場所：栃木県栃木市太平山謙信平

運用諸元：50・144・430MHz帯

使用設備：

・TS-60D+HL-66V+3ele JA1CP-DeltaLoop/6mH(50)
・FT-897DS+SG7900/1.5mH(144)
・FT-897DS+HL-726D+435WH8/5mH(430)

交信数：100(50SSB30,144FM20,430FM50)

筆者が当県に移り住んでから約５年，運用を再開してから２年半，観光目的や暇潰しの立ち寄りは数あれど，運用を目的とした訪問は数少ない．

しかもその数少ない運用も，年末のＬＯＧの局数合わせで10ＱＳＯとか，他局との合同運用で20ＱＳＯに達していないとか，夜間のモビホによる430オマケ運用とか，ともかくもまともな運用をしていない．

特に当地での６ｍの本格運用は，当地が観光地であり土日祝など観光客が多数訪れる中で大型のＡＮＴを設置するのが憚られることもあり，これまで控えていた．

当日も，直前までは大田原市の御亭山での運用を考えていたが，当日の天候が良くないことで断念．

ではどうせ天候が良くないのならと，観光客が少ないであろう当地での６ｍの運用を思い付いた次第である．

当日は自宅から30分で８時半に現着，予想通り人出も駐車車両も普段よりかなり少ない．

それでも午前中の降雨はない予報とあってハイキング客は相当な数を見掛ける．

また，ＡＮＴを付けた車両もチラホラ．

駐車場の最端に車を停めて６ｍの３素子デルタループを設置．

やはり目立つ．

先ずは６ｍ，バンド内をワッチすると２日前と同じく移動局の声はほぼ聞こえず静か．

９時過ぎからＣＱ，程々の応答．

そうしてＣＱを続けていると，モビホを付けた乗用車が当局の隣に駐車．

昨晩自宅から1200で繋がった地元在住の７Ｌ１ＣＦＢ局であった．

昨晩のＱＳＯ時に当地での運用の話になり，同局も当地に来られるとのことでＥＢを約束していたのである．

挨拶としばしの歓談の後，ＣＦＢ局は430の自作ＡＮＴを設置され430で，当局は引き続き50で運用．

そして更に，馴染み局であるＪＨ１ＭＨＤ局も昼前に登場，同局とは２日前に雪の霧降で合同運用をしたばかりであったが，自宅から高速道路をわざわざ使って訪問した由．

思いがけず３局でのＥＢとなったが，昼を過ぎて雨天となり，ＣＦＢ局は撤収．

ＭＨＤ局は車を当局の隣に移すも今回は合同運用の計画はなく，筆者はＭＨＤ局を放置して50でＣＱ．

ＭＨＤ局も隣の車内で各バンドのワッチなどしていたようではあるが，雨が本降りになって来たため車外で会話する訳にも行かず互いが別々に運用するハメに．

13時過ぎに当局は50のＡＮＴを下ろし430のＡＮＴを上げて430にＱＳＹ．

しばらく快調に呼ばれていたが，わざわざ来てくれたＭＨＤ局に悪いので当局の430のケーブルを同局のモビホと付け替えて430で運用するよう促し，当局は自分のモビホで144にＱＳＹ．

両者しばし各バンドで運用，それなりに楽しむ．

夕刻，降雨も激しくなり撤収の機会を逸した当局は運用を続けるも，筆者は夜に先約があったためＭＨＤ局との歓談（アフターＱＲＶ）はならず，17時頃にＭＨＤ局が現地を離れ筆者一人に．

駐車場には駐車車両もなくなり，ＡＮＴの心配はしないで良いが寂しいことこの上ない．

18時前，雨が小降りになったのと100ＱＳＯになったためＣＬ．

６ｍは30ＱＳＯとイマイチの結果に終わったが，最低基準の20ＱＳＯを超えたため良しとする．

因みに，３年前の10月に25年振りの運用再開第１回目を当地で実施すべく４素子ＨＢ９ＣＶを設置してはみたものの，マイクを握るのが久し振り過ぎて結局波を出さずに退散したと云う苦い思い出が当地にはあった．

それを今回，３年越しに克服した訳である．

■この程度でも普段の状況では憚られる．

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