嵐のメンバーも、同じ黄金期を支えた。なかでも二宮和也や松本潤は、現在の俳優系ジャニーズを代表する存在だ。二宮は、映画、ドラマを問わずその演技力を高く評価され、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞している。松本は、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBSテレビ系、2016年放送開始)などのヒット作の主演を務め、2023年放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演も決定している。

『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系、2002年放送開始)の松本潤や亀梨和也などはいかにも学園ドラマらしい不良生徒役だったが、エンタメに振り切った演出もあって、その個性的な魅力が際立っていた。その後松本と亀梨がそれぞれ出演してヒットした『花より男子』(TBSテレビ系、2005年放送開始)と『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系、2005年放送。山下智久も出演)も、設定や物語にひとひねりのある学園ドラマだった。