こんにちは。

自称ダイヤモンドの先生です。おねがい

今回の講義は、前回に続き
ジュエリーとしての美しさの条件
の第2回目

いいダイヤモンドなのに美しくない?②です。

ダイヤモンドのグレードは高いのに
なぜか美しくないジュエリー

の原因を、前回に引き続き
私的考察していきます。


デザインに技術がおいつかない。

デザイナーが突っ走ったのか、プランナーが自社の実力を見誤ったのか、はたまた、技術がおいつかないのか、
もっとがんばれーガーンという製品があります。

デサインから制作まで、すべての過程で時間とお金がかかります。どこかをけちれば、製品にあらわれます。
複雑なデザインほど、ブランドの総合力が試されるのです。

欧米は、ひとつの製品を開発するにも時間も人もかけますし、職人さんを大事にして報酬でも報いると言います。

その結果
複雑なジュエリーをつくるノウハウが、ブランド内や工房内で代々受け継がれる
のだと思います。

複雑なデザインをまとめる力は、歴史ある海外ジュエラーに分がありますかね。。ショボーン

シンプルなデザインは、仕上げ面で日本の職人さんはすばらしい力を発揮します。爆笑
日本人の真面目さがいかされますね。
よい日本ブランドのシンプルデザインは、海外ブランドに勝るとも劣らないと、
僕は思います。

そして、日本、海外ブランドともに、
美しいジュエリーは、必要かつ十分な地金を使ってます
重すぎず、軽すぎず、絶妙な厚みや幅で仕上がってますね。
センスがあらわれます。

そして、3つ目

適正な台座の高さではない。

婚約指輪を選ぶ際、みなさんは、ダイヤモンドの高さが気になりませんか?
台座の高さはどれくらいが適正なのでしょう。

僕は、ダイヤモンドの輝きを優先するなら、高めの方がより美しく感じると考えてます。

使いやすさを優先するなら、できるだけ低い方がよいですね

海外ブランドは
美しさやブランドらしさを優先し
高めのセッティングが多く、

日本ブランドは
使いやすさを考え
低めのセッティングが多い

と思います。

ぼくの好みは、輝き優先で、やや高めのデザインです。
ティファニーセッティングやカルティエソリテール1895ぐらいと言ったら
お分かりいただけるでしょうか?
ダイヤモンドの輝きの迫力を感じます。

ただし、
石のサイズと指輪との幅とのバランスは、
よく見てくださいね。

すべてのデザインに万能はない
と思います

ダイヤモンドの位置を低くとりすぎると、
指輪本体に沈みこんだように見え、
暗く感じてしまうことがあります。

お相手の方が、
高さをいやがるようでしたら、
エタニティリングをおすすめします。

ソリテール(一粒石)タイプよりも、ずっと使いやすいですからね。
エタニティリングについては、いずれまたお話ししたいと思います。

この講義①②で
仕上げ?裏を見ろ?高さは?とお話ししてきましたが、
そんなこと、言われてもわからない
と思われる方も多いでしょう。

では、どうする?
その答えは
信頼できるブランド、販売店で購入すること。
あまりにも格安でないこと。
そして、やっぱり
自分の目でみて、きれいであること。

これが原則です。

さらに
信頼できるスタッフを見つけること。
これで安心です。

心配なことは、スタッフにどんどん聞いてみましょうね?


ご参考になりましたでしょうか?

最後までおつきあいいただき、誠にありがとうございました。

それでは、また次回。
お楽しみに。