
真珠のひとつぶひとつぶは1つの貝から産まれてくるのだから、どんな色や形を持っていても私にとっては宝物だ。どんな子もカワイイ。そして変な凹凸があったり、欠けたり割れたり、まのびしてしまった子ほど、「なんでこうなったのかしら・・・」という気持ちが増して、さらに愛おしくなる。できの悪い子ほどカワイイなんていういい方があるけれど、「できの悪い」と言うこと自体が言語道断。
それぞれが個性なのだ。
まん丸でスクラッチ(ひっかき)もピット(小さなくぼみ)が1つも無くてテリも色も抜群であっても、それは市場価値として「素晴らしい、希少である」とは言えるかも知れないが、私にとってはすべてが海からの贈り物であって、自然から産まれた「有機物」としての素晴らしいモノになんら変わりはない。それを好む人がいれば、それはそれで価値があるのだ。この世に産まれてきたという『価値』が。
いま、バロック真珠を毎日手にとって楽しんでいる。そしてイヤリングになりそうな「かたわれ(ペア)」を探している。左右色違い、形違いのピアスもどんどんおしゃれにつけて欲しいと思っているし、ユーザーの方が選ぶととってもオモシロイ組み合わせを作ったりもするので、一概に「まったく同じ大きさで色」が良いというわけでは無いが。それぞれが違う真珠なのに、どういうわけか一卵性の双子のようにぴったり同じものが合うときもある。形だけ同じで色違いとか。本当に自然の為せる業のおもしろさ、神様のいたずらと言える。
5月の陽光のなかで、真珠のペアさがしを楽しむ次第である。