2022年4月23日 知床遊覧船KAZU Iに原因不明の事故が発生した
同日 13時頃 他の観光船運行会社がKAZU帰港していない事に気づいた知床遊覧船事務所を訪問
しかし事務所の通信機が壊れているため自社の事務所より無線交信を行う
この数分後船長より沈没発生の報告があり乗客全員に救命胴衣を着せる動きあり
すぐさま13時13分に海上保安庁へ救助要請の118通報がされた
13時18分 船首からの浸水により動力停止のための救援要請が再び船長より118通報されている
同時刻に第一管区海上保安本部が知床沖観光船中規模海難対策本部を設置
14時よりKAZU Iとの更新が途絶える
14時55分 知床遊覧船事務所から14時からKAZU Iとの連絡が途絶えていると海上保安本部に連絡が入る
(しかし118通報は既に船長から直接されてもいるため対策本部は既に設置済み)
15時 対策本部より乗客名簿に書かれた12の携帯電話番号に電話をかけているが不通であった
(対策本部は設置されているが捜索隊は出動していない・・・事故から1時間経過している)
13時22分 巡視船出勤の指示を出すが現場に到着したのは18時過ぎと極めて遅い
16時30分 捜索隊が現場に到着し捜索活動を開始・・・事故発生から3時間が経過
20時 北海道が本庁に災害対策連絡本部を設置
23時44分 漸く航空機による捜索活動を開始・・・既に事故発生から10時間以上が経過
まず事故が発生してから対策本部を設置していたのでは遅すぎる
次に捜索活動は第一優先にする必要がある
遭難者の救助活動は随時出動が可能な状態が必要だ
本部を構えてから捜索では遅すぎる
観光船を運用する施設には必ず救助施設が必須なのである
そして救助施設を賄うのは自治体の役割でもある
(そもそもこの狭い日本に都道府県なんて必要ない・・・この話はまた何処かで)
さてこのような対策が整っている観光地がどれだけ日本にあるのだろう?
事故対策は発生してからでは遅すぎるのだ
業務上過失があったのは海上保安側の対応である