最近の漫画やアニメ

見ちゃいないけれど、耳に入ってい来るものはどれもこれも

暴力をテーマとしたものばかり。

いったいどうなってしまったのか?

ガキの思想の延長をそのまま大人になっても引きずっている駄目人間が増えている。

漫画なんて所詮娯楽に過ぎないが、

娯楽は何かを学ぶ時間でもある。

絶えず永遠に現れる強敵にパワーアップしたヒーローが戦いを挑み勝っていく、

そんな単純なこどもじみたテーマの漫画やアニメやゲームが横行している。

なんという体たらくな事か。

漫画は本来風刺から来ているものだ。

何かの気付きを漫画を通して読者に訴えかける。

少なくとも私がこども時分の頃の漫画はほとんどがそうだった。

この流れがおかしくなり始めたのは、中学生ぐらいからだろうか?

やけに暴力的な漫画が増え始め、自然環境問題をとりあげるようなものは一切なくなった。

それでも当時の若かりし自分はそんな事も気付かずに、大人のいいように翻弄されていたものだ。

大人になり仕事で多忙な時間が過ぎ、漫画やアニメなど見向きもしなくなった。

ゲームもTVゲームの類はほとんどしなかった。

PCのゲームは開発者側と言う事もあり、今でも続いているが、のめりこむほどのものでもない。

そんな中で思うのは、ロボットアニメの質の悪さだ。

戦争をテーマにしているのだろうが、昔の合体ロボットが流行った頃となんら変わっていない。

まったく見ちゃいないが、ヒーロー側の軍隊に対して、敵側の軍隊がグレードアップして挑んでくるという構想はなんら変わっていないだろう。

そしてそのグレードアップしたロボットを商品として売る事がメーカーの目的であり、環境問題などどうでもいいものになってしまった。

いま断言する事がある。

手塚治虫氏を越える、漫画家は今のこの環境下では絶対に出てこないと言う事だ。

手塚先生の漫画は、地球を守るという大きなテーマがあった。

ブラックジャックでも、火の鳥でも、ブッダでも、自然と人間のあり方について探求していた。

宮崎駿でもそれはしていない。

自然を愛し、学び、尊ぶ事を漫画で訴えず、教えずとして何の文化か?

甚だ疑問だ。