全日本クラブカップ男女選手権大会都予選会。 その2 | maskのブログ

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BTMU。Bank of Tokyo Mitsubishi UFJ。なのかな。

日本語表記と順番が違いますが5月13日に見た三菱東京UFJ銀行をまた見ることができるとあって少々気持ちがたかぶりました。
練習が始まるとやはり雰囲気あります。スパイクのプロトコールでもサーブのそれでもなんていうかやっつける感が違ってきます。こういうのがわたしは好きでどんな試合でも楽しみにしているひとつです。

一方対戦相手はというと日体も春夏秋冬も一蹴した東女体のおそらくはAチーム。仮にそう呼ばせていただきます。
東女体はAブロック6人制がいわゆる大学リーグ戦そしてインカレを目標にしていて、Bブロックは9人制と6人制と両方同じメンバーでやるのかこちらがクラブカップに出ているようです。だからなのかどの選手もポジションにかかわらずオーバーハンドがうまい。少々乱れてもだれもがセットアップできるようです。しぜんボールに対しての反応が優れてくる。国際レベルを見慣れるとグダグダなラリーに見えてしまうかもしれませんがとにかく落とさないバレーをミドルだろうとなんだろと見せてくれていた。

この2チームが予選決勝の組み合わせでした。(わかったのはあとからですが)

第一セット。好カードに好敵手でしょうか。それまでの試合も楽しめましたがやはり迫力が違いました。
三菱の#11関選手果敢にバックアタックに挑戦している。#4セッター小川選手ツーを決める。#7阪井選手はビッグサーブがありますね。思わず元車体の都築が頭に浮かびましたが彼女はミドルです。
そして#14養畑相手ミドルのクイックを1枚シャット。このあと養畑サーブのときに養畑バックを打っていた。おもいっきりサードテンポだったのでつなぎで乱れてそうなったのかとも思ったがそのあとも目にした。残念ながら威力はなくて得点にはならなかったが、これって狙ってやってるの?と思ったりしました。
#4小川はさらにツー。#2丸目リベロがオーバーでオープンにハイセット。
名前が分からないので東女体のことが書けないのですが必死にくらいついて#3セッターのなんとか打ってもらおうという愛情感じられるセットや#14ミドルの攻めてくサーブなど実にうならせてもらいました。

25-20。三菱先取。

第2セット。
一応分かり難いですが整理しておくと三菱#7阪井#14養畑のミドル対角。#1森田#11関のレフト対角。リベロ#2丸目。セッター#4小川。その対角にOPの#12庄司でした。スタートローテはS3。レフト11関のサーブから始まるサーブ力重視のローテなんでしょうか。それともスタート後サイドアウトで養畑前衛がまわってくる養畑に期待したローテなんでしょうか。

そんな目論見をミドル#7阪井が早々のキルブロックで覆してくれます。この選手ベリーショートでなんだかNECの張に似ている。かっこいいですよ。#2丸目がまたオーバーセットした。しかもバックセット。相手を惑わすよもやのセットだったのかそれともレフトにしか上げられない苦し紛れのバックだったのかわかりませんが、見慣れぬプレイであることは確か。得点にこそなりませんでしたが是非ともまた見せてくれって気持ちになります。

でも言っておきますがこのカテゴリーですからね。あのチャレンジ最下位のGSSに負けた三菱ですからね。へんな期待は持たないでくださいよ。

それでか東女体#14ミドルにノーマークで決められてたりする。前衛1森田、4小川、14養畑だ。だれがつくんだ~?
養畑サーブ。ラインを踏む。こんな失敗もしたりする。

流れが東女体に来た。三菱6-8から流れを切れないまま6-12。東女体サーバーは ? たぶん#3。
大丈夫なのか心配を#7阪井がブロックで切った。(こいつたよりになる)
切ってサーバーはその阪井。 エース。 (こいつたよりになる!)
そしてサーブはネット。こいつは磨けばもっともっと光るんじゃないか?失敗なんか気にしちゃいけない。スパイクサーブをジャンプして打ち続けるミドル。フローターと違ってドライブサーブは磨けばピンポイントを狙っていける武器だと聞く。それでいいんじゃん。今日はエースとミスでプラマイゼロかもしれないけど、いつしか相手をとことん叩きのめすサーブになっているかもしれないぞ。

なんとか流れを止めた三菱だががっぷり組んだ東女体をなかなか崩せず試合は10-13、13-16と推移していった。
なんとか流れをもってこないとこのままサイドアウトを繰り返してセットイーブンになってしまう。
そうしたときに三菱レフトが気を吐いた。#11関。関のガッツがこちらまで伝わってくる。15-17。また関。16-17。一点差。
そうはさせじと東女体もねばる。養畑のサーブ三菱レセプションアタックをブロックワンチとるが追った養畑あげるもフォローつなげず。17-19。ここで三菱前衛に上がってきた#12庄司OPが大車輪。立て続けに打ち込む。ブロックあろうがなにしようが打つ。彼女はいくつかわからないですけど低いですよ。身長は。でも打つんだな。とことん。

それでも先に東女体が20点に乗せた。このセット三菱は一度も並ぶことなくこの終盤まで来ている。
そこで#7阪井のブロックが炸裂した。20-20。ブレイクだ。でもまだ同点でサーブ権のある三菱がワンダウン。
ここからが厳しい凌ぎ合だ。
森田のアタック。21-21。
東女体つなげず。22-22。
#2またやった。バックオーバーセット。これは苦し紛れかも。#11関のバックアタック。これがアウト。
でもセットは関にあがった。23-24から24-24。
養畑のバックアタック。(へなちょこ)。でも相手のミスをさそった。25-24。待ちに待ったブレイクだ。
養畑のサーブが続く。三菱ワンチかけて養畑のディグ。フォロー追えない。25-25。
一進一退。この膠着状態を断ち切ったのは#7阪井のブロックだった。

この試合、随所に阪井のブロックが目立った。あるとき(いやどの局面か覚えていないだけなのですが)ファーストタッチを待つセッターとアタッカーに対してマンマーク気味のスプレッドで対応していた三菱。センターにいた阪井がセットの前にマークを外して相手レフトにデディケイトしました。と思うやいざセットというわずかな瞬間に阪井は180度方向を転じて外したセンターにリードしたのです。一枚ブロック炸裂。見事なキルブロックでした。これは相手セッターを惑わす仕掛けた動作だったのか。それともguessが外れた修正の末のブロックポイントだったのか。それはわかりませんが何よりそのミドルの機敏さを見れたことが驚きでした。

阪井のブロック。26-25。
最後はラリーで#11関が決めるべくして決め、勝負を締めくくりました。27-25。

セット2-0三菱勝利。

試合後整列した選手に両チーム賞状が手渡されていました。だから予選決勝1位2位なのかなと。マイクがないのでなんて言って手渡しているか聞こえませんでしたが勝手にそういうことだと思っています。

まったく予期せずこんな試合を目の前で見せてもらえて、とんでもないところでとんでもないものを見れたというのが感想でしょうか。
観覧席のない試合に観覧者は必要ないですから告知する必要もないのでしょう。むしろ来てもらう方が厄介なのかもしれません。
でもまた今度機会がありましたらまた熱い試合を見せてくださいませ。
そのときは今日のようにわたしをまた石ころみたいに思っていただけたらありがたい事この上ないです。