何の問題もなくプロジクトが進むことは稀であろう。

目標を達成する人は、問題が起きても挫けない人だ。

ネヘミヤの城壁再建計画は反対者からの妨害に幾度も襲われている。

ネヘミヤからプロジクト達成に取り組む人間のあるべき心構えを学びたい。


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わたしたちが気づき、神がその計略を破られたことを敵が知ったので、
わたしたちは皆、城壁に戻り、それぞれ自分の作業に就いた。

その日からわたしの部下たちは、半分が作業に従事し、
他の半分が槍と盾、弓と鎧を身に着け、将校たちがユダの家全体の背後に控えた。

城壁を築く者、もっこを担いで運ぶ者は、一方の手で作業をし、
もう一方の手には投げ槍を取った。
建築作業をする者は、各自腰に剣を帯びて作業した。

わたしはそばに角笛を吹く者をつけた。
わたしは貴族と役人と他の戦闘員に言った。
「仕事が多く、範囲は広い。
 わたしたちは互いに遠く離れて城壁の上に散らばっている。
 角笛の音を聞いたら、わたしたちのもとに集まれ。
 わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる。」

夜が明けてから星が現れるころまでわたしたちは作業に就き、
部下の半分は槍を手にしていた。

このころわたしは戦闘員に言った。
「各自、自分の部下と共にエルサレムの城壁内で夜を過ごしなさい。
 夜は警備に当たり、昼に仕事をしよう。」

わたしも、兄弟も、部下の者も、わたしに従う警備の者も、
わたしたちはだれも、服を脱がずにいて、各自投げ槍を右の手にしていた。

  ネヘミヤ記4:9-17
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ネヘミヤは敵の襲撃に備え、特別シフトを編成した。
作業員の半分を防衛部隊に回すことにしたのだ。

それに加え、作業に従事する者にも
片手に投げ槍を持たせ、腰に剣を帯びさせた。

作業員の数は半分になり、
作業中の者は腰に重い剣を下げて片手で仕事に取り組む・・・。

当たり前に考えて作業効率は落ちただろうが、
プロジクトを完成させるためには必要な対策であった。

ネヘミヤは、「その日」のうちに体制の変更を行っている。
思考の柔軟性と決断力、説得力と実行力がなければできない業だ。

また、彼は新たに角笛を吹く者を自分の側に置くことにした。
角笛の音が響き渡ると、城壁の各部分で働く主だった者たちは
すぐさまネヘミヤのもとに集まらなければならない。

携帯電話もメールもない時代である。
広く街を取り囲む城壁のそれぞれの個所で働く者たちと
コミュニケーションを円滑にし、意志の統一を図るためのしくみであった。

彼らは明け方から夜暗くなるまで必死に働いた。
夜中も服を脱がず臨戦体制を解かなかった。


問題が起きら起きたで、たくましく対応する。

スピードが落ちようとも前進することをやめない。

より一層激しい気構えで闘う。


ネヘミヤのガッツをマネしたいものだ。


Nothing will be impossible for you!