「怠け者の畑の傍らを 意志の弱い者のぶどう畑の傍らを、通ってみた。
 見よ、いらくさが一面に茂り あざみが覆い尽くし、石垣は崩れていた。」
                              (箴言24:30-31)

放っておくと畑にはすぐに、いらくさが生えてくる。
日頃の手入れが必要だ。

それは人心も同じである。


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そのとき、悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人が、
イエスのところに連れられて来て、イエスがいやされると、
ものが言え、目が見えるようになった。
群衆は皆驚いて、「この人はダビデの子ではないだろうか」と言った。

しかし、ファリサイ派の人々はこれを聞き、
「悪霊の頭ベルゼブルの力によらなければ、
 この者は悪霊を追い出せはしない」と言った。

イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。
「どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、
 どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立って行かない。
 サタンがサタンを追い出せば、それは内輪もめだ。
 そんなふうでは、どうしてその国が成り立って行くだろうか。

  マタイによる福音書12:22-26
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イエスが人をいやしていた。
群衆は、素直に驚き、
「ダビデの子ではないだろうか」と感嘆した。
ダビデはイスラエル人のヒーローだった。

その傍らでファリサイ派の人々は、
イエスを「悪霊の頭ベルゼブル」になぞらえた。
ダビデとは対極の評価と言っていい。
なんたる冒とくだろう。

当時、イエスの評価は両極端に分かれていた。

イエスはファリサイ派の考えを見抜いて言った。
 
「どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、
 どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立って行かない」

たとえ悪霊でさえ内輪で争えば、内輪もめであり、その国は成り立たない。

国、町、家も同様に、内輪に争いがあれば、
荒れ果ててしまい、成り立っていかない。

会社も同じだろう。
内輪もめのある会社は、荒れ果てる。成り立たない。

企業にとっての脅威は、競合でも新規参入でもなく、内輪もめかもしれない。
外からの圧力より、内部で起きた分裂が組織を弱体化させたという例を
あなたは見たことがないだろうか。

会社を「成り立って行かせる」ために、
経営者は内部分裂を引き起こさないよう気を配る責任がある。

「また、まず強い人を縛り上げなければ、どうしてその家に押し入って、
 家財道具を奪い取ることができるだろうか。
 まず縛ってから、その家を略奪するものだ。」
                    (マタイによる福音書12:29)

まず、狙われるのは経営者だと思っていい。

偏りのない判断ができるよう、普段から、社員との綿密なコミュニケーションを
心がけたいものである。