鎧を脱ぎ去り、羊飼いの身なりで戦いに向かったダビデ。
川岸で拾った手ごろな石を袋に入れ、石投げ紐を手に取ると、
巨大なペリシテ人の前に姿を見せた。
相手が少年であるのを知り、侮り、ののしる巨人ゴリアテ。
対してダビデは神による戦いであることを力強く宣言する。
その後、事態は急展開する。

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ペリシテ人は身構え、ダビデに近づいて来た。
ダビデも急ぎ、ペリシテ人に立ち向かうため戦いの場に走った。
ダビデは袋に手を入れて小石を取り出すと、
石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を撃った。
石はペリシテ人の額に食い込み、彼はうつ伏せに倒れた。
ダビデは石投げ紐と石一つでこのペリシテ人に勝ち、彼を撃ち殺した。
ダビデの手には剣もなかった。
ダビデは走り寄って、そのペリシテ人の上にまたがると、
ペリシテ人の剣を取り、さやから引き抜いてとどめを刺し、首を切り落とした。
ペリシテ軍は、自分たちの勇士が殺されたのを見て、逃げ出した。
イスラエルとユダの兵は立って、鬨の声をあげ、ペリシテ軍を追撃して、
ガイの境エクロンの門に至った。・・・
 サムエル記上17:48-52
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ダビデはまっすぐ敵に向かって走った。
何のためらいも躊躇もなかった。
ダビデが放った一撃によって巨人は地に沈んだ。

だが、ダビデはそこで満足しなかった。
敵の巨体に走り寄り、すかさずとどめを刺した。

目的に向かう迷いのない果敢で俊敏な行動、
ゴール達成への妥協のない徹底的な態度・・・。
ダビデの姿から刺激を受ける者は多い。

ペリシテ軍は、一人の勇士が倒れただけで、ひるんで退却を始めた。
劣勢だったイスラエル軍は、ダビデの勝利を見て勢いづき、敵を追撃し始めた。
ダビデによる小石の一撃が、戦況を一気に逆転させた。

確信に基づいた「一撃」が状況を一変させることもあるのだ。